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死を語る⋯「Death Cafe/デスカフェ」⋯⋯死のカフェ??

ちょっと恐ろしげな名前ですが、実店舗のカフェということではなく、話しにくい話題「死についてお茶を片手にカジュアルに語る場」がデスカフェです。

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Caféを愉しむ骸骨は

緑色は斬新

煉瓦色は伝統

青色は理性

を表現しています

キシコの国で行われている『死者の日』では、があちこちで見られます



10/20デスカフェの学術書

「デスカフェ~死の物語を共有する場~」発売されました

著者 吉川 直人 著

ジャンル 哲学 > 倫理学

社会 > 社会学

福祉

出版年月日 2025/10/20

ISBN 9784771039872

判型・ページ数 A5・176ページ

定価 3,190円

在庫 在庫あり

ご購入、ご興味ご関心のある方は、こちらまで、お願い致します。

 

 デスカフェ  株式会社晃洋書房

死について語る。生を見直す。

 

カジュアルに死生観を語り合うことで、死と向き合えるようになる。

それは、いま生きることを大切にすることにつながっていく。

「死について語り合う場」デスカフェは2011年にイギリスから広がりが加速し、近年では日本でも多様な形態で行われている。現代は「多死社会」と呼べる時代だが、死について語ることは日常的にどことなく避けられている。だからこそ、デスカフェでカジュアルに自身の死生観を語ることは、自分や大切な人の死に備え、ひいてはこの社会を見直す機会となる。


<目次>

 

序 章 死の対話に集う理由,死の対話が生み出すもの

  第1節 な ぜ死の対話の場に集うのか

  第2節 本書の構成

  第3節 調査の方法

 

第Ⅰ部 現代社会における死へのアプローチ

 

第1章 日本における死生観

  第1節 死生観があらわれるとき

  第2節 生死観か死生観か

  第3節 南方の死生観

  第4節 自然を根源とする死生観

 

第2章 死の社会的位置づけの変遷

  第1節 葬送儀礼の変容

  第2節 悲嘆との向き合い

  第3節 死の捉え方の変容

  第4節 死をめぐる現代的状況

  第5節 終   活

 

第3章 「多死社会」についてのメディア報道

  第1節 報道における「多死社会」という言葉

  第2節 「多死社会」報道とデスカフェ 

 

第Ⅱ部 現代社会におけるデスカフェ

 

第4章 デスカフェの生成と実態

  第1節 デスカフェとは何か

  第2節 国内におけるデスカフェの現状

  第3節 デスカフェ開催者の意識

  第4節 デスカフェサミット

  第5節 デスカフェにおける対話

 

第5章 ワーク・ツールの開発者たち

  第1節 多様なワーク・ツール

  第2節 開発者の意識

  第3節 ワーク・ツールによる死の対話

 

第6章 デスカフェに参加する人々

  第1節 デスカフェに参加する理由

  第2節 参加することで得られたもの

  第3節 生きるために参加する

 

第Ⅲ部 死のものがたりの共有

 

第7章 地域住民の死生観

  第1節 札幌と京都における死生観調査

  第2節 自由記述にみられる多様な死生観

  第3節 現代社会における地域住民の死生観

 

第8章 共有する死のものがたり

  第1節 研究デスカフェの概要 

  第2節 研究デスカフェ参加の理由

  第3節 語り合う死

  第4節 デスカフェ参加がもたらすもの

 

第9章 カジュアルに死を語ること

  第1節 カードを用いた死の対話

  第2節 選ばれたカード

  第3節 自分ごととしての死

  第4節 対話の場の可能性と限界

 

終 章 死と向き合う選択肢としての死の対話

あとがき

 



 死を語る⋯⋯Death Cafe/デスカフェ??

その名も「Death Cafe/デスカフェ」⋯⋯死のカフェ?? ちょっと恐ろしげな名前ですが、実店舗のカフェということではなく、「死についてお茶を片手に語る場」がデスカフェ。

 

目次Death Cafe/デスカフェってどんなところ?

 

カフェなので、飲み物はお茶やコーヒー。つまみは、「死」。時には死んだ人もきて、向こうの世界のことを話してくれます。なんて…、もちろんウソです。そんな“おどろおどろしい”ところでは、もちろん、ありません。 オンラインではできませんが、会場開催の時には、納棺体験できるデスカフェもあり、「えっ? おお棺の寝心地って?」なんて一瞬心が引いていたのに、蒸し暑かったという感想を述べたとたん、「大丈夫です。本番ではドライアイスが入りますから」という応えが返ってきて、みんな大笑い、とか。なぜか、不思議と笑いがたくさん生まれるのが、デスカフェの魔術。

死を話すって、構えたり、見栄を張ったりして話せることではないし、相手を打ち負かす必要もないし。利害関係も上下関係も、相談とアドバイザーの関係もないところなので、みんなとてもフラットな関係で、素直になれて、優しい笑顔が生まれるところなんです。宗教、国籍、年齢、性別等に関係なく、終末、看取り、近親者の死という経験を抱えた者、当事者、死について学びたい者などが分け隔てなくつながる場、です。

 

いつ、どこから始まったの?

 

スイスの社会学者Bernard Crettazが1999年に妻が亡くなったことをきっかけに,死について語り合う場を思いついたことから始まったと言われています。

イギリスの社会起業家Jon Underwoodがdeathcafe.comを立ち上げてデスカフェ開催のガイドラインを公開したことから、世界中に広まりました。現在、世界70カ国以上で10000回以上のデスカフェが行われていますまた、日本では、参加する世代が実に幅広く、形式も様々に独自の発展を見せています。

 


<スタッフつぶやき>

 2024.12.16

どせばいい?カードでアドバンス・ケア・プランニング(ACP)人生会議の疑似体験♬ in三戸|特別養護老人ホーム 三思園

 

 「ACP(人生会議)とは??」 専門職の方以外は聞き慣れない単語かもしれません。ACP(人生会議)とは、「万が一の時のことを前もって考え、話し合い、共有しておくこと」です。初めて聞く方も、聞き慣れている方も、この「どせばいい?カード」を使ってゲームを行うことで、ACP(人生会議)の疑似体験ができます!

今回のご依頼先は、三戸町地域包括支援センター様です♪

青森市は膝下まで雪が積もり、悪天候が続く中… 三戸町は雪がほとんどなくてビックリ!🌤(^o^)

3/4日文化時報に高橋看護師長が登場


<メディア掲載情報>

「どせばいい?カード」を制作された青森県特養三思園高橋さんの記事がメディアに紹介されました。

 

「どせばいい?」と死を語り合う 人生の最期を輝かせるために【生き抜く】「ACP」|47NEWS(よんななニュース)

 

 <https://www.47news.jp/11643568.html>

 

この「どせばいい?カード」は2022年5月15日にクラウドファンディングで達成し、300セット作成されました。現在、500セットまで増刷されています。

ご興味ご関心のある方は、こちらまで、お願い致します。

 

https://sanshien.site/